妊娠中から定期的に歯科でケアを受けていた私ですが、出産後にまさかの「歯周病」と診断されてしまいました。
ここではその体験談と、私が実際に取り組んでいたセルフケア、おすすめのオーラルケアアイテムをご紹介します。
妊娠関連歯肉炎とは?
妊娠関連歯肉炎は、妊娠中に女性ホルモン(特にエストロゲンやプロゲステロン)の増加によって歯茎に炎症が起こる病気です。
主な症状は、歯茎の腫れ・出血・痛み・口臭などで、妊婦さんの約半数が何らかの歯肉トラブルを経験するといわれています。
適切なケアを怠ると、早産や低体重児出産のリスクが高まる可能性があるため、妊娠中の口腔ケアはとても重要と言われています。
参考:LION歯科衛生研究所
妊娠中は毎月歯科チェックをしていたけれど…
私は妊娠後期まで、月に1回のペースで歯科検診を受け、口腔ケアに取り組んでいました。
しかし、産後2ヶ月で再び歯科を訪れた際に「歯周ポケット5mm」という診断を受け、歯周病と判明…。妊娠中のケアでは足りなかったのかと、かなりショックでした。
産後の生活が歯磨きを難しくした
赤ちゃんのお世話で手いっぱいの毎日。夜間授乳や、抱っこで動けない時間が続き、歯磨きや口腔ケアの時間をしっかり確保するのが難しくなっていました。
それでも、通院とセルフケアを継続した結果、生後2か月で5mmだったポケットが生後6か月には3mm程度まで回復してきました。
私のおすすめセルフケアアイテム
- リフレケア+舌磨きブラシ:
爽やかな味で使いやすく、口臭・歯肉炎対策に◎。自宅で気が向いた時に使用していました。 - シュミテクト:
時期によって味や種類を変えて使っていました。つわり中でも比較的使いやすかったです。 - コンクール洗口液:
妊娠中は夜中のトイレついでに、産後は時間が取れない時の歯磨き補助として使っていました。 - デンタルフロス:
授乳で動けない時にも、フロスだけでも使いたいと思って授乳スペースに常備していました。 - 歯科専用キシリトールガム・グミ:
歯磨きがすぐできない時の補助に。キシリトールは血糖値への影響が少なく、眠気が出にくいのも◎。
※かかりつけ歯科医の先生によると、表示義務のない微量の砂糖が含まれる製品もあるため、気になる場合は歯磨きと併用するのが安心だそうです。
キシリトール製品の使い方には注意も
最近は子ども向けのキシリトールグミやガムも多く見かけますが、「歯磨き後に甘いものを食べてOK」という誤解を生まないよう、正しい使い方が必要だと感じました。
これから始まるベビーの仕上げ磨きに向けて、私自身ももっと気をつけていこうと思います。
まとめ|妊娠・出産は口腔環境にも大きく影響
妊娠中や産後はホルモンバランスの影響もあり、口腔トラブルが起こりやすい時期。
私は自分の体験から、「産前から産後の継続的な歯科チェック」と「自分に合ったセルフケア」の大切さを実感しました。
出産を迎えるすべての方に、ぜひ口の中の健康も意識して過ごしてほしいです。