妊娠中の引っ越し・一人暮らし・里帰り出産|血栓予防と注意点まとめ
妊娠がわかった時、夫は転勤により引っ越してしまっていたので、私は地方都市で仕事を続けながら一人暮らしをしていました。
そして、「妊娠中の一人暮らし」から「マタニティ引っ越し」「里帰り出産の帰省」と、妊婦として大きな移動を経験しました。
この記事では、私の体験を通して、妊婦の引っ越し・移動時の注意点をまとめてみました。
妊娠中に注意すべき「静脈血栓症」とは?
静脈血栓症は、血のかたまり(血栓)が血管に詰まる病気で、妊娠中や産後に発症リスクが高まります。
- 妊娠により血液量・血小板・白血球が増え、血が固まりやすくなる
- お腹が大きくなることで下半身の血流が悪くなる
- 帝王切開・高齢出産・肥満などもリスク因子
私自身は該当しませんでしたが、以下のような予防を意識していました。
- 水分をこまめに摂取
- 足首やふくらはぎの体操(エコノミークラス症候群対策)
- 弾性ストッキング(着圧ソックス)の着用
妊娠中の一人暮らし(約2ヶ月半)
- 季節の変わり目に備え、調整しやすい服装(スカートなど)を準備
- つわりが重い日は立っていられず、食事の匂いがない一人暮らしは意外と気楽
- 冷やし中華、トマトジュース、バナナが主食でした
- 買い物や通院は徒歩1時間。荷物は小分けで購入して対応
マタニティ引っ越し(妊娠16〜17週)
荷造り
家具付き1Kだったため、ダンボール6個とキャリーケース、寝具のみ。比較的ラクでした。
移動(車・高速5時間)
- 運転は夫が担当
- サービスエリアでのこまめな休憩
- 水分を我慢しない
- 弾性ストッキング+足首体操
母子手帳と健診手続き
- 引っ越し先の市区町村で手続きが必要
- 母子手帳の番号が変更になるが、冊子はそのまま使える
- 妊婦健診クーポンの再発行も要チェック
私は産後の健診時期を間違え、予約ミスでクリニックから連絡が来ました…
里帰り出産(妊娠32〜33週)
- クリニック推奨の「30週までの移動」には間に合わず
- 新幹線+在来線で約4時間の移動
- 腹帯とクッションで腰痛対策、着圧タイツ+水分補給で血栓予防
- 新幹線車内で軽く歩く時間も意識的に確保
荷造りの工夫
- リュック+キャリーケース(出産入院にも便利)
- 季節をまたぐ滞在に備えて重ね着しやすい服装を
- 保険証券・休暇の手続き書類も忘れずに
帰省後の滞在と帰りの引っ越し
- 産後約2.5ヶ月の滞在を予定
- 住民票の戻し、保健師の訪問対応も考慮
帰りの準備ポイント
- ベビー用品が大量になるので宅配サービスを活用
- 季節の変化に合わせて現地で衣類を調達
- 産前から少しずつダンボールに荷造りを
まとめ|体調と移動のバランスを意識して
妊婦の引っ越し・長距離移動は、静脈血栓症の予防と季節の変化への対応が重要です。
✔️ 移動のコツまとめ
- 水分をしっかり摂る(トイレ対策で休憩計画も)
- 足の体操+着圧タイツ
- 衣類は気温差を考えて準備
- 荷物は宅配も活用
無理をせず、余裕を持ったスケジュールと環境を整えることが大切です。
ここで紹介したのはあくまで私の体験ですが、同じような状況にある方の参考になれば嬉しいです。
不安なときは無理せず、かかりつけ医に相談しながら、安全で穏やかなマタニティライフを過ごせますように。